荒井 良二

はっぴぃさん

はっぴぃさん 人気ランキング : 5836位
定価 : ¥ 1,365
販売元 :偕成社
発売日 : 2003-09
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,365

『なぞなぞのたび』で1999年ボローニャ児童図書展賞、『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞するなど多くの受賞歴をもち、広告や舞台美術などでも活躍する作者による1冊。 はやい あさです。ぼくは はっぴぃさんに あいにいきます。
でも はっぴぃさんには まだ あったことがありません。
はっぴぃさんは、山の上の大きな石の上に時々来て、困ったことや願いごとを聞いてくれるのだという。そしてまた、もうひとりの少女も、はっぴぃさんに会いに出かけていく。 どこかの国の民族衣装を身につけた少年と少女。瓦礫(がれき)が落ち、戦車が行き交う街を抜けて、2人が山で願うことはとても可愛らしいものだ。のろのろの少年は、のろのろじゃなくなるように。あわてんぼうの少女は、あわてなくなるように。 豊かな色彩と手書きの文字が暖かい印象を残し、欠点は見方を変えれば長所になるということを教えてくれる本書は、子どもだけでなく大人の心もほんわりとさせてくれる絵本である。(小山由絵)

本当の幸せとは・・・

この本を子供と一緒に読みました。
そして子供には子供の感じ方があり、大人には大人の感じ方がある本だなと感じました。
今の時代に忘れられてしまった、「本当の幸せとは何か・・・?」
と言う、とても大きくて大切な作者のメッセージが込められている様に思いました。
読んだ人の数だけ何通りもの感想がある絵本だと思います。

一番のお気に入りです

荒井良二さんの絵本のなかでも、一番のお気に入りが、この『はっぴぃさん』。
はっぴぃさんに会いに行くという目的で、ほんのひと時重なり合った男の子と女の子の時間。
また別々に帰っていくけれど、信じる気持ちを持った二人がはっぴぃさんに会えたような気持ちになって、それぞれの場所でしあわせを目指して生きていく姿が目に浮かぶようでした。

こどもたちだけでなく、自分探し、しあわせ探しをしている大人の人にこそおすすめです。

奥が深い...

三歳半の息子のために購入しました。話自体は、あわてんぽうの’わたし’と、のろのろの’ぼく’が願い事を聞いてもらうためにはっぴいさんに会いに山の頂上まで行く...というもので、割とほんわか、分かりやすいので、息子もとても気に入って読んでいます。しかし、大人の私にはとても奥が深い。どうやら’わたし’の住んでいる町は戦争中、’ぼく’の町(というか村?)は貧しそう。’はっぴいさん’は結局最後まで出てこないけど、そんな生活のなかにいる二人にとってまさに’はっぴいさん’は希望そのものなのでしょう。希望があるから極限のつらさを乗り切れる、希望があるうちはがんばれる。つかの間笑いあってまたそれぞれの家に帰っていく二人、どんな生活が待ってるのかはもう想像するしかないけれど、こんなに考えさせられた絵本に初めて出会いました。大人も子供もそれぞれ、浅くも深くも楽しめる本だと思います。

素晴らしい!

とても素晴らしい絵本です。色々とこの絵本を説明する言葉を捜したのですが、単純に”素晴らしい”という言葉以上のものが見つかりませんでした。

自分のことを受け止めて認めてくれる人に出会えることは、人の気持ちをやさしくする。こんな単純なことが”はっぴぃ”の要素なんだと思いました。

「のろのろはていねい。」「あわてんぼうはいっしょうけんめい」

こんな優しい言葉が世界に満ち溢れたら、世界はきっと”はっぴぃ”で満たされるのでしょう。

銀色のページ(表紙と裏表紙の見返り部分のページ)に戦争の風景があったり、子供たちが歩いて山に向かう途中の描写が争いの世界が背景になっていることろは、認め合うことをや尊重しあう世界の対極にある風景を,あえて書いたのかもしれないと思いました。

認め合う、尊重し合う世界の反対側に闘いの世界があるのでは。。。

ぼくもこの”はっぴぃさん”を読んで考えました。

暖かい季節であれば、気持ちのいい風が吹いてくるようなところ たとえば木陰とかで、寒い季節であれば、暖炉の前やコタツに入りながら、暖かい飲み物と一緒にゆっくりとページをめくって読むのが気持ちいいと思います。

自分のそばに置いて、なんども繰り返し読みたい絵本を1冊、見つけることができたと思います。

はっぴぃな気分になるのではなく

いたたまれない気持ちになりました。
純粋無垢な男の子と女の子のそれぞれの道行きが
淡々と語られます。
見た事もない「はっぴぃさん」にお願い事をするために。
「はっぴぃさん」には会えなかったけれど
山の上で二人は笑い合います。つかの間の平和な時。
つかの間のこの時こそが「はっぴぃさん」そのものなのでしょう。
そしてまた、戦車や瓦礫の中へ、帰って行きます。

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