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はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11)) 人気ランキング : 77744位
定価 : ¥ 672
販売元 :岩波書店
発売日 : 1954-01
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 672
折に触れて読みたい本

表紙は真っ赤と奇抜な感じがしますが
中身は素朴でシンプルなお話です。
仲間とは違う生き方を送る、花の大好きな牛。
周りにどんなに挑発されても、自分は自分の道を
マイペースでゆく。
自分にとっての「幸せな生き方」を改めて
考えるきっかけを与えてくれた本です。

コルクの木にコルクの栓が実って?

ただただ懐かしいんです。
このお花のちりばめられた赤い表紙が。’ふぇるじなんど’の幸せそうな顔が。
反戦メッセージが込められてる、なんて言う人もいるけど…。(お花の匂いが好きなだけ)
’この本は何のためにあるの?’って子供は聞くけど…。(舞台設定が難しかっただけ)
それはそうと、本の挿絵画家ってこうでなきゃ!って思える貴重な本です。

同じ岩波の子どもの本の「名馬キャリコ」(バージニア・リー・バートン著)と合わせてオススメ。

ああ、男の子よ!君は闘牛士になるか、または闘牛になるか?

フェルジナンドよ、永遠に!何故男は戦いに行かなくてはならないのか?それは果たして本能なのか?それとも時代の社会の要請か?牛に生まれて、栄養満点闘志全開の友達はみんな戦場に引いて行かれた。しかしフェルジナンドは血塗られた闘いより、優しい香り高い詩のような、美しい女性のような花が好き。しかし、男として、牛としていつかは闘いに出かけて行かなくてはならない。

私事になりますが、結婚して25年になる夫が「ボクも子供の頃、この本大好きだったよ。」とつい最近告白され魂消ました。道理で会社に行きたがらない訳だ。とひとり深く納得した次第。

60年以上、愛読されてきた絵本

 第二次世界大戦の前、スペイン内戦のころに書かれた絵本。
 話の内容はとてもシンプルで、奇想天外な要素がない。しかし、じわじわ、と心にしみてくる。おとなにとっても、心の励みになる絵本かもしれない。
 「政治性」はあるのかもしれないが、考えてみれば、当然のことしか書いていない。「牛としての幸せ」、てなに?それは、「人間としての幸せ」にもはねかえってくる質問だ。この牛の両親は、優しい。

子供以上に親の心に響きます

 学生のころNGOの活動をしている時、ある著名な方がこの本を引用して、国際援助活動の大切さを説いていました。その頃は、読もうとは思いませんでしたが、子供が生まれ、時間ができ、ふと思い出し手に取りました。その方のお話では、争いではなく、とどまって、自分がよいと思っていることを貫く勇気、孤独を大切にする勇気ということをお話していましたが、まさにそのとおり。
 いろいろ解釈はあるかとはおもいますが、私は子ども自身が大きくなるにつれて壁にぶち当たるとき、この牛を思い出し、自分の好きなことを貫く勇気を持ってほしいと思いました。

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