ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸
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世界平和 |
読んでいて、苦しくなるくらい、平和を祈らずにいられなくなる本。
ベン・シャーンの 絵は圧巻!!
文章もぴったり。
こうの 史代 さんの、「桜の街 夕凪の?」なんだっけ???(忘れてしまい、スミマセン、こうのさん。でも、あなたの本、三冊買ってるから、許してください。^o^;)
と、あわせて読みたい一冊☆
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今の時代に必要な絵本!! |
大変面白い、今までにない絵本です。深く訴えてくるものがあって、とても感銘を
受けました。ほとんどの絵本は、内容がほのぼのしていて目線を子どもに合わせて
描かれたものばかりで、「ここが家だ」のように、ぞくっとするような絵本には、
出会ったことがありませんでした。
第五福竜丸の出来事を、二人のアメリカ人で絵と詩を作成しているというのが、
とてもいいです。ベンシャーンの絵は大好きです。でも不思議なくらい、絵本としての
仕上がりが日本的なのに驚きました。線のタッチや、モノクロの絵が多いせいかも
しれませんが、地と図の関係、文字の良と配置がとても繊細で日本的だから
なのでしょうか・・・和田さんのお力が加わってよりよいものになっているのでしょう。
企画された方もすごいと思います。編集者の方の企画全体に対する情熱を感じました。
このような、忘れてはならない過去の大事な出来事を、こんなすばらしい形で後世に
残されることは、素晴らしいことだと思います。幼少のころから、絵本を通して生々しい
人間の感情や、もっと大きく社会や世界のことを考えることはとても大事なことだと
思います。
読み終わった後、いろいろなことを考えさせられ、この絵本が出版されたことを
嬉しく思います。シンプルな絵とシンプルな文章だからこそ、二週間で恐ろしく変化
してしまった人々や、救助の電報を打てない辛さや、亡くなる前に我が子を抱きしめる
心境など、ページをめくるごとにそこの人の感情が伝わってきました。最近は考えられない
ような事件が多いので、こういった視点の絵本こそ、大事になってくるような気がします。
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一人でも多くの人に読んでもらいたい本です。 |
著名なアメリカの画家(リトアニア生まれ)のベン・シャーンが描いた第五福竜丸の連作ラ
ッキー・ドラゴンシリーズ13点+2点 合計15点の絵画が掲載されています。
それぞれの絵には,20から50文字の詩のようなアーサー ビナードの単文が添えられてい
ます。
絵と文をあわせて,の第五福竜丸事件(第五福竜丸の出航から久保山愛吉の死まで)を伝え
る絵本のような構成になっています。
絵本と言っても,説明的な絵でもなければ,可愛い色調の絵でもありませんので,幼児向
けの絵本ではありません。
流れてくるメッセージは,「第五福竜丸事件を忘れないで」という祈りに似た願いです。
第五福竜丸に降り注ぎ,漁師のみんなの命を奪った放射能は,実戦で使うために誰かが試
しに使ってみた水爆が吐き出した放射能なんだ。でも,核兵器を使って欲しくないと思う
みんなの声があったから,広島・長崎を最後に,核兵器の使用がどこかの町で爆発するこ
とは避けられてきたんだよ。
もし,みんなが核兵器を忘れて無関心になってしまえば,核兵器を使いたいと思って今も
開発を続けている人たちが,きっとどこかで核兵器を使うだろう。
だから,忘れてはいけないんだよ。だれかの町で,核兵器が使われないようするために,
いつまでも忘れないでいようよ。
こういう祈りのようなメッセージが伝わってきます。
核兵実験は今も続けられている,それは遊びじゃない。飾りを作っているのでもない。い
つかどこかで,ちゃんと使えるようにするための実験なんだという現実が,胸にせまって
きました。
一人でも多くの人に読んで欲しい本です。

