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川端 誠
鳥の島 (川端誠「ものがたり」三部作)
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壮大なラスト |
ラストが壮大なお話し。鳥たちは森で安全に暮らしていましたが
大空にあこがれて、一羽一羽と海の向かうへ飛び立ちます。
しかしみなやがて力尽きて海に沈みます。しかし・・。
一羽一羽の鳥の小ささ、切なる思いの集い。
自分を主人公の一羽にも、そして散っていった鳥たちにも
見立てることができる奥の深さがある作品です。
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夢をあきらめないで |
大空にあこがれ、海のむこうにあこがれて、毎年、群れを離れて飛び立つ鳥。けれど、海は広く、力つきた鳥は沈む。鳥に悔いはない。こんな広い海をわたろうとした自分に、まんぞくだったから。何百年、何千年。いつのまにか、そうして沈んでいった鳥たちが積もって、島ができ、ある年、その島で羽を休めることのできた鳥がついに夢をかなえる。その時、大なみがよせ、鳥の島から、「大きなゆめのひとつひとつのかけらを空へふきあげた」
誰もが息を呑むこのシーンは圧巻。
自分ひとりでは、かなえられないかもしれない夢も、かなえようとした生き方は、決して無駄ではない。今、私たちが受けている文明の恩恵も、その昔に、夢をかなえようとした多くの人達が与えてくれもの。
自分のために、後に続く子どもたちのために、あなたの夢をあきらめないで。そして、子どもたち、大きな夢を持って生きろ。
読むたびに、新しい発見があり、読む人によって、さまざまな想いもふくらむだろう。
「第五回絵本にっぽん賞」受賞作品。
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